「うつ病って聞いたことあるけど、どんな病気なの？」
「うつ病が原因で部屋がゴミ屋敷状態になってしまうってほんと？」

このようにお考えの方も多いのではないでしょうか。
この記事では「うつ病が原因で部屋がゴミ屋敷状態になってしまう理由」について解説していきます。
うつ病を知らない方にもわかりやすく解説しておりますので、ぜひ参考にしてみてください。

まず「うつ病」とは、気分の調整がうまくいかなくなることで、心身の不調が表れる病気です。
みなさんの中には嫌なことがあっても、独自の方法でストレスを発散し、次の日には切り替えることができるという方もいるでしょう。
しかし、うつ病になると気分が落ち込んだまま戻らない、何もかもが無関心になるなど精神的な症状の他に、眠れない、食欲がないといった身体的な症状も伴います。
そうなると、身の回りのことも手がつけられず、部屋の片付けができなくなったり、入浴やトイレなど人間としての生活も難しくなってしまうことも珍しくありません。
最悪の場合、死に至る可能性があるため、決して放置してはいけない病気です。

では、うつ病になる人は何が原因で発症するのでしょうか。
うつ病になる原因は人それぞれですが、家族の死別や恋人との別れ、育児の悩みなど長期的な精神的ダメージを受けたことをきっかけに、うつ病に陥ってしまう人は多いです。
悲しい出来事がきっかけでうつ病を発症した人だけでなく、結婚や仕事で昇進したなど、嬉しい出来事がきっかけでうつ病を発症した人もいます。
「私は大丈夫」と思っている人も、ふとしたきっかけでうつ病を発症するかもしれません。

もしあなたや周囲の人がうつ病になった場合、どのような症状があらわれるのでしょうか。
以下、うつ病になった時の症状を精神面と身体面に分けて解説していきます。

まずは、精神面にあらわれる症状は以下の3つです。

�@抑うつ気分になる
�A思考力が低下する
�B意欲が低下する

抑うつ気分とは、以下のようなマイナスな気分になることをいいます。

1日中抑うつ気分になっている訳ではなく、朝は抑うつ気分になっていても、夕方には症状が改善しているなど、波があるのも特徴です。

うつ病になると思考力が低下してしまい、集中力が続かなかったり、正常な判断ができない場合があります。
集中できないことで、人の話が聞けなくなってしまったりなど、仕事に影響が出る可能性もゼロではありません。
ミスが多くなったり、頭に何も入ってこなくなったりした場合は注意が必要です。

うつ病になると意欲が低下します。
意欲が低下すると、何もかもが面倒になり、仕事だけでなく、自身の生活にも影響が出ることが多いです。
ひどい場合は、身の回りのことも手がつけられず、部屋の片付けができなくなったり、入浴やトイレなど人間としての生活が困難な場合もあります。

次に、身体面にあらわれる症状は以下の3つです。

�@眠れなくなる
�A食欲が増加、あるいは低下する
�B疲れがとれない
�Cホルモン異常が起こる
�D身体の不調を感じる

うつ病になると、眠れないという症状がでます。
十分な睡眠がとれないと、頭がぼーっとしたり、疲れを感じるなど、眠くなるだけではありません。
夜中に何度も目が覚めたり、夜眠れないなどが続くと、ストレスも疲れも軽減されず、うつ病も治らないという状態が続いてしまいます。

うつ病の症状として、食欲の過度な増加、あるいは低下がみられます。
よくみられるのは、食欲の過度な低下です。
「何か食べなければならない」という思いから、無理に食事はしますが、味を感じることはほぼありません。
その生活が続くと、食事の量も体重も減り、疲れやすくなったり、体調が悪くなりやすくなります。
また、反対に食欲の過度な増加をする人もいますが、こちらもよくありません。
食欲が増加したことにより、自分でコントロールができないほど食べてしまい、体重や体型が気になり気分が落ち込んだり、中には食べたものを嘔吐してしまう人もいるため、注意が必要です。

うつ病になると、「寝ても疲れがとれない」「身体が常にだるい」など疲労感を感じるようになります。
疲れがとれないことで、思考力や意欲の低下がみられ、仕事などに影響をきたしてしまうことは珍しくありません。
仕事に影響してしまい、自身のミスで職場で怒られることも増え、ストレスもたまり、うつ状態が続いてしまうという場合も多いです。

うつ病が原因で、男性であれば「性欲が落ちる」「勃起不全」、女性であれば「生理不順」などのホルモンの異常が起こる場合があります。
全員に症状があるわけではありませんが、ストレスでこのようなホルモンの異常が起こる可能性は高いです。

うつ病になると「頭痛」「腹痛」「腰痛」「めまい」「下痢・便秘」など、身体の不調を感じることがあります。
人によって症状はさまざまですが、過度のストレスをかけすぎることで、これらの不調を感じる人は多いです。

近年、うつ病の発症が原因で、部屋をゴミ屋敷にしてしまう人が増えてきています。
原因としては、うつ病による疲れや無気力状態が続くことで、自己管理が難しくなってしまうからです。
自己管理が難しくなると、身の回りのことも手がつけられず、部屋の片付けができなくなったり、ひどい場合は入浴やトイレなど人間としての生活ができなくなってしまいます。
仕事をしている場合でも、仕事から帰った後は食事やお風呂だけで精一杯という状態が続き、部屋の掃除まで手がつけられないという人も少なくありません。

うつ病が原因でゴミ屋敷になってしまった場合、1人で解決することは非常に難しいです。
家族や友人など周囲の人に部屋の片付けを手伝ってもらいましょう。

ただし、「人付き合いも面倒くさい」「周囲に頼れる人がいない」という人も多いのではないでしょうか。
その場合は、「片付け専門の業者にお願いする」という方法をおすすめします。

業者にお願いすれば、早く、綺麗に仕上げてもらうことができます。
「部屋の片付けを始めたけど、途中で諦めて結局部屋が汚いままになってしまう」ということもありません。
さらに、ゴミ屋敷になってしまった状態からの片付けは、体力も時間もかかるため、業者にまかせることをおすすめします。
ただし、業者によってサービス内容や料金が変わってくるため、業者に依頼する場合はWEBサイトなどでよく調べてから依頼をするようにしましょう。

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